和歌山市北野で、6畳間の畳を**新畳(畳新調)**させていただきました。
今回のご要望はシンプルで、「畳が古くなったから新しくしたい」。…なんやけど、ここからが話の本番。
まず前の畳が建材床で硬いのがイヤだったとのこと。わかる。硬い床は硬い。踏んだ瞬間に「お、おう…」ってなるやつ。
なので今回は、藁サンド床を選びました。これだけでも足当たりが変わるんですが、さらにもう一段、攻めました。
足触りを“柔らかくする仕込み”
藁サンド床の上に、**厚めの不織布(3mm)**をプラス。
これ、やると一気に足触りが変わります。言い方悪いけど「別物」レベルで柔らかい。
しかも今回の畳表は、肥後物産の推奨品(熊本県産・麻綿W)。い草の厚み・弾力がしっかりしてるので、床の柔らかさと合わさると、踏んだ瞬間の感じがかなり良い。
つまり、
「床で柔らかく」+「表でふっくら」
このダブルで、**足触りが“激柔”**になります。
結果、お客様にも「めっちゃ柔らかい!」と喜んでもらえて、これは正直うれしかったです。
炉畳がある=難易度が一気に跳ね上がる
そして今回の本題。
6畳の真ん中に、**炉(ろ)**がありました。お茶を点てるやつ。
この炉がある畳、簡単に言うと…
**「寸法も見た目も、逃げ道ゼロ」**です。
炉に合わせて寸法を出さないと当然入らないし、周りの納まりも決まらない。
さらに、炉畳は仕上げ方を間違えると一気に“素人感”が出ます。
炉畳はタッカー仕上げだと…カッコ悪い
ここはハッキリ言う。
炉畳って、タッカー仕上げが見えてしまうと、見た目が締まらん。
だから今回は、炉畳も周りも、手縫いでピシッと。
手間は増える。時間もかかる。けど、こういうとこを手抜いたら、最後に自分が後悔する。
そして何より、炉がある部屋って「ちゃんとした和の空間」やから、仕上がりの“格”が大事。
手間ひまかけた分、完成した時のまとまりが違います。
畳縁はモーリ「ゆかりベージュ」
畳縁は、モーリ株式会社:ゆかりベージュ。
派手すぎず、地味すぎず。国産い草の表情とも合いやすい色で、今回の空間にも相性良かったです。
まとめ:仕上がりは大成功
今回は
- 肥後物産推奨品の畳表(熊本県産・麻綿W)
- 藁サンド床で柔らかさ
- さらに不織布3mmで“踏んだ瞬間の気持ちよさ”を強化
- 炉畳は手縫いで見た目も納まりも妥協なし
この組み合わせで、しっかり満足してもらえる仕上がりになりました。
炉畳は今年一番クラスに手間がかかったけど、最後に喜んでもらえました。
施工まとめ
- 地名:和歌山市北野
- 現場:戸建て
- 施工:畳新調(6畳/炉畳あり)
- 畳表:肥後物産 推奨品/熊本県産/麻綿W
- 畳床:藁サンド床+不織布3mm(足触りUP)
- 畳縁:モーリ株式会社「ゆかりベージュ」
- 難所:炉畳の寸法合わせ+手縫いで見た目を整える
FAQ
Q1. 炉畳って普通の畳と何が違うの?
A. 炉の開口に寸法を合わせる必要があり、周囲の納まりも含めて精度が要求されます。見た目も重要で、仕上げ方で差が出ます。
Q2. 建材床が硬いのがイヤなんですが、柔らかくできますか?
A. できます。藁サンド床など床材の選定に加え、不織布などで踏み心地を調整できます。好みに合わせて提案します。
Q3. 推奨品って何が良いの?
A. 品質の目安があり、い草の揃い・弾力・見た目の安定感が出やすいです。国産い草をしっかり楽しみたい方に向いています。
お問い合わせ
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外部リンク
今回使用した畳表と畳床の考え方が分かりやすいので、参考にどうぞ。

