和歌山市田尻で初盆前の熊本産畳新調と襖障子張替え施工

和歌山市を拠点に、岩出市・紀の川市・海南市・阪南市・泉南・有田方面で、畳の新調・表替え、ふすま張替え、障子張替えを行っている一級技能士の小笠原です。(^^)♪

今回は、和歌山市田尻で畳新調、ふすま張替え、障子張替えをさせていただきました。

ご相談内容は、初盆までに何とか和室をきれいにしたいというもの。
ご連絡をいただいたのが夕方だったのですが、日程的にも急ぎでしたので、翌日にお見積りへ伺いました。

お見積り内容でご了承いただき、そのまま畳の採寸、ふすま・障子の引き上げまで進めました。

今回のように、初盆・法事・お盆・お正月前のご依頼は、日程が本当に大事です。
ただ早くするだけではなく、畳の寸法、ふすまの柄、障子の張り具合、段差調整まできちんと納めないと、せっかくの和室が台無しになります。

和歌山市田尻で畳4畳半を熊本県産推奨品で新調

今回の畳は、4畳半の新調です。

使用した畳表は、国産・熊本県産の推奨品(良)
畳縁は、白馬No.5を使用しました。

今回の熊本県産畳表は、出荷証明書付きの畳表です。写真にも写っているように、生産地、製織地、生産者、品種、QRコードタグの有無などが確認できます。

こういう情報が見える畳表は、お客様にとっても安心材料になります。

「国産です」と口で言うだけではなく、
どこの産地か。
誰が作った畳表か。
どんな等級か。
QRコードタグがあるか。
そこまで見えることが大切やと思っています。

肥後物産公式でも、熊本産を証明できる商品には「くまもと畳表」のシールを貼っていることや、ロット管理表・出荷証明書でQRコードタグやロット番号などを確認できることが紹介されています。

推奨品(良)の畳表は何がいいのか

今回の畳表は、推奨品の「良」です。

「推奨品」と聞いても、一般のお客様には少し分かりにくいかもしれません。
簡単に言うと、見た目だけでなく、敷いた後の耐久性や退色の美しさも考えられた畳表です。

全国い製品卸商業団体連合会の説明では、畳表アドバイザー資格を持つ産地のプロが、敷いたあともきれいに退色して丈夫な製品に推奨品シールを貼る制度として紹介されています。

今回の畳表も、出荷証明書の内容を見ると、
根の粒が揃っていること、
草にツヤがあること、
製織・仕上げが良好であること、
無着色であること、
熊本県産であること、
こういった情報が確認できます。

畳は、敷いた瞬間だけきれいなら良いわけではありません。
数年後にどう色が変わるか、どれくらい気持ちよく使えるかも大事です。

特に天然い草の畳は、日に焼けながら少しずつ色が変わっていきます。
その変化も含めて楽しめるのが、国産い草の良さです。

熊本からの材料到着、そしてお盆前ギリギリの製作

今回は、熊本方面で地震があった時期とも重なり、正直、お盆までに畳表が届くか心配でした。

配送会社からも、熊本県熊本地方を震源とする地震の影響で、九州地方を中心に荷物の遅れが生じる可能性があるという案内が出ていました。

予定日より少し遅れましたが、無事に畳表が届きました。
本当に感謝です。

届いてからは、すぐに製作へ入りました。

今回のような初盆前のご依頼は、お客様も気持ちが落ち着かないと思います。
だからこそ、こちらも「間に合わせるだけ」ではなく、きちんとした材料で、きちんとした畳を納めたい。

ギリギリではありましたが、何とかお盆までに納品できました。

58mm仕上げに合わせて、なるべくかさ上げを少なく

今回、畳の仕上がり厚みは58mmでした。

以前の畳は、50mmの畳床を使って、ねじ藁でかさ上げされている状態でした。
もちろん、現場によってそういう施工が必要なこともあります。

ただ、今回は家具もありました。
畳の裏がデコボコしすぎると、家具を置いた時に前のめりになったり、安定が悪くなったりすることがあります。

お客様も地震対策を意識されていたので、ここは特に大事なところでした。

そこで当店では、今回は52mmの畳床を使用し、なるべくかさ上げを少なくして、敷居との段差をできるだけ自然に合わせるようにしました。

畳は上から見たら全部同じように見えるかもしれません。
でも実際は、裏側の厚み調整や段差調整で、仕上がりの安定感が変わります。

敷いた時にピタッと納まるか。
家具を置いた時に傾きにくいか。
歩いた時に違和感がないか。
こういうところは、写真では伝わりにくいですが、職人としてかなり気を使う部分です。

のぞみ154で押入れ・戸襖・軸廻しも張替え

今回は畳だけでなく、ふすまも張替えました。

施工内容は、
押入れふすま2枚
戸襖1枚
軸廻し2枚です。

襖紙は、のぞみ154を使用しました。

今回の押入れふすまは観音開きになっていました。
ここで大事なのが、柄の見え方です。

柄が端に寄りすぎてもおかしい。
真ん中で変に切れてもおかしい。
左右を閉めた時に、全体として自然に見えるように考える必要があります。

お客様もこの柄の出方を気にされていました。

正直、こういう柄合わせは簡単そうに見えて、けっこう気を使います。
でも今回は、柄が端に寄りすぎず、真ん中でも変に切れないように工夫して張替えました。

納品後、お客様にも喜んでいただけたので、ここは本当に良かったです。

代替ふすまで、工事中もエアコンを効かせやすく

今回は夏場の施工でした。

お客様から、前もって
「エアコンを効かせたいので、代わりのふすまが欲しい」
というご相談をいただいていました。

そこで、入口の戸襖には代替ふすまを入れさせていただきました。

ふすまを引き上げると、部屋の仕切りがなくなってしまいます。
夏場は特に、エアコンの効きが悪くなります。

こういう時に代替ふすまがあると、工事中も生活しやすくなります。

これは地味なサービスかもしれません。
でも、お客様の暮らしを考えると、とても大事なことです。

障子はタフトップ雲龍柄で張替え

障子は、大サイズの障子を張替えました。

使用した障子紙は、タフトップ雲龍柄です。

タフトップは、破れにくさを重視した強化障子紙です。ワーロン公式では、タフトップNA-2雲竜は障子紙の約5倍の破裂強度がある強化障子紙として紹介されています。

雲龍柄は、真っ白の無地とは少し違って、紙にやわらかい表情があります。
仏間や落ち着いた和室にも合わせやすい障子紙です。

張替え後は、障子の滑り具合も確認し、動きが良くなるように調整しました。

障子も、張って終わりではありません。
最後に建具としてちゃんと動くかを見るところまでが仕事です。

古畳をめくった後の掃除、仕上げ拭き、段差調整まで

今回も、古畳をめくった後に掃除機をかけてから新畳を敷き込みました。

畳を上げると、どうしても下にホコリがたまっています。
見えないところですが、新しい畳を敷く前に掃除しておくと気持ちがいいです。

新畳を敷いた後は、仕上げの拭き掃除も行いました。
そして最後に、段差や納まりを微調整。

畳は、ただ部屋に並べたら終わりではありません。

敷居との高さ。
畳同士の目地。
端のすき間。
家具を置いた時の安定感。
歩いた時の感触。

このあたりを確認して、ようやく納品完了です。

小笠原畳ふすま店の豊富でお得な10のサービス

小笠原畳ふすま店では、畳・ふすま・障子工事をできるだけ安心してご依頼いただけるように、次のようなサービスも行っています。

  1. 家具移動無料(当店規定の場合)
  2. 朝引き上げ・夕方納品も可能
  3. 仕上げの拭き掃除無料
  4. お見積り無料
  5. ふすま・障子・網戸も対応
  6. すき間・凹凸・段差調整も対応
  7. 1枚だけでもOK
  8. 他店で替えた畳でもOK
  9. 日曜・祝日もご相談ください
  10. ヘリなし畳・カラー畳なども対応

今回の現場でも、家具のこと、代替ふすま、段差調整、掃除、仕上げ拭き、施工後の説明まで、いくつものサービスが関係しました。

「畳を替えるだけ」と思われがちですが、実際は生活に関わる部分が多いです。
だからこそ、地元の畳屋として、できるだけ細かいところまで見ておきたいと思っています。

出荷証明書とお手入れノートもお渡ししました

最後に、お客様へ出荷証明書と畳表のお手入れノートをお渡ししました。

今回は、施工内容の説明、使用したい草の説明、これからのお手入れ方法までお伝えして終了です。

国産畳表は、敷いた後のお手入れも大事です。
水拭きをしすぎないこと。
湿気をためすぎないこと。
最初のうちは乾拭き中心にすること。
日焼けによる色の変化も、天然い草の特徴として見てもらうこと。

こういう説明をしておくと、お客様も安心して畳を使えます。

同じように、初盆・法事・お盆前に畳やふすま、障子をきれいにしたい方は、小笠原畳ふすま店のお問い合わせフォームからご相談ください。

今回の施工まとめ

  • 地域:和歌山市田尻
  • 施工内容:畳新調、ふすま張替え、障子張替え
  • 畳:4畳半
  • 畳表:国産・熊本県産 推奨品(良)
  • 畳表詳細:本間麻綿W、熊本県産、品種 涼風、無着色、QRコードタグ有
  • 畳縁:白馬No.5
  • 畳床:52mm床を使用し、58mm仕上げに調整
  • ふすま:押入れ2枚、戸襖1枚、軸廻し2枚
  • 襖紙:のぞみ154
  • 障子:大サイズ障子
  • 障子紙:タフトップ雲龍柄
  • 工夫した点:押入れ観音開きの柄が真ん中で不自然に切れないように調整
  • 生活配慮:夏場のエアコン対策として入口に代替ふすまを設置
  • 職人目線:家具が前のめりになりにくいよう、かさ上げを少なくして裏面もできるだけフラットに調整
  • 仕上げ:古畳撤去後の掃除機、仕上げ拭き、段差微調整、障子の滑り確認
  • 最後にお渡ししたもの:出荷証明書、畳表のお手入れノート

よくある質問

Q. 初盆や法事までに畳・ふすま・障子を間に合わせることはできますか?

日程や材料の在庫状況によりますが、できる限り対応しています。今回も夕方にご連絡をいただき、翌日に見積り、採寸、引き上げを行い、材料到着後すぐに製作してお盆前に納品しました。急ぎの場合は、早めにご相談ください。

Q. 工事中にふすまを外すと、エアコンが効かなくなりませんか?

入口のふすまを引き上げる場合、部屋の仕切りがなくなってエアコンが効きにくくなることがあります。今回のように、必要に応じて代替ふすまを入れることで、工事中も生活しやすくできる場合があります。

Q. 熊本県産の推奨品畳表は何が違いますか?

産地や生産者、QRコードタグ、ロット番号などが確認できる点が安心材料です。また、推奨品は産地のプロが品質を見ている畳表で、敷いた後の退色や耐久性も考えられています。見た目だけでなく、長く気持ちよく使いたい方におすすめです。

Q. 古い畳のかさ上げが多い場合、新調で改善できますか?

現場の敷居高さや床の状態によりますが、畳床の厚みを選ぶことで、かさ上げを少なくできる場合があります。今回も58mm仕上げに対して52mm床を使い、なるべく段差を少なく、家具が安定しやすいように調整しました。

Q. 畳と一緒にふすま・障子も頼めますか?

はい、対応しています。今回も畳新調、ふすま張替え、障子張替えをまとめて施工しました。和室全体をきれいにしたい場合は、畳だけでなく、ふすまや障子も一緒に見ると仕上がりの印象が大きく変わります。

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