和歌山市・海南市、岩出市、紀の川市、阪南市を拠点に畳ふすま工事を行っている畳・ふすま職人の小笠原です。(^^♪
新築の引き渡し前後って、家の空気がピンとしていて気持ちいい反面、こちら側(職人側)からすると一番神経を使う現場でもあります。
なぜなら、仕上がり以前に「傷を付けない」が絶対条件で、しかも建具や床、壁が全部新品。こちらの商品も新品。つまり、**全部が“失敗できない状態”**なんです。
今回の現場は、和歌山県岩出市山の新築一戸建て。
畳・ふすま・障子までまとめて、和室まわりを最初から整えました。
施工内容(畳・ふすま・障子を新築仕様で)
畳新調6枚|清流カクテルフィットNo.17+今色No.7
畳は新調6枚。表には 和紙のダイケン「清流 カクテルフィット No.17(白茶色×灰桜色)」 を採用しました。
光の入り方で表情が変わる色味で、新築の白木や壁色とも相性が良い。和室なのに重たくならず、逆に“きれいに締まる”タイプです。
畳ヘリは 高田織物(大宮ヘリ)今色 No.7(退紅)。
主張しすぎないのに、ちゃんと品が出る。新築でやりすぎると逆に浮くので、今回はこの「ちょうど良い引き算」が効きました。
押入れふすま新調2枚|糸入り無地+高級引手
押入れのふすまは2枚新調。
ふすま紙は いづみ No.725(糸入り無地)。面がきれいに見える紙を選ぶのが大事です。
ふちは 新カシューの黒。輪郭を締める役で、全体がピシッと見えます。
引手は ツキエス S-611。ここを安くすると、最後に「なんか惜しい」になるので、ちゃんと締めました。
雪見障子 新調|“破れにくさ”を優先
障子は雪見障子を新調。
小さい子がいる家庭や、暮らしの動線が近い場所ほど、障子は一気に傷みます。だから今回は破れにくいタフトップを選びました。
今回の難所|新築×2m級の建具・雪見障子新調と押入新調は、取り回しが戦い
正直、今回の一番の難しさは「施工そのもの」もそうなのですが、現場での取り回しです。
新築は、壁も床も角も全部が新品。
たとえば建具を立て掛ける角度、置き場所、運び方、歩幅まで変わります。
さらに雪見障子と押入新調の高さが約2m級。しかもガラス入り。重たいし、しならないし、ぶつけたら終わりです。
だから、やることはシンプルで、
- 置き場を先に決める
- 角を通す動線を作る
- 1回で決める(無駄に持ち替えない)
- 現場加工(切り込み)も“最小回数で確実に”
この順番を守りました。
結果、現場での切り込みも問題なく、納品も無事完了。畳の納まりもバッチリ。
終わった瞬間に「一安心」って、こういう現場ほど本気で思います。
新築こそ“段取り力”が仕上がりを決める
新築で評価されるのは、見た目の美しさだけじゃない。
「家を傷つけない」「空気を汚さない」「片付けが早い」「動きが静か」
こういう部分が、そのまま信頼になります。
そして最後に、畳・ふすま・障子が揃うと、和室は一気に“完成した空間”になります。
今回もそれをちゃんと作れたので、僕としても納得の仕上がりでした。
✅施工まとめ(箇条書き)
- 岩出市山/新築一戸建ての和室まわりを一式施工
- 畳新調6枚:ダイケン 清流カクテルフィットNo.17(白茶色×灰桜色)
- 畳ヘリ:高田織物(大宮ヘリ)今色No.7(退紅)
- 押入れふすま新調2枚:いづみNo.725(糸入り無地)/新カシュー黒
- 引手:ツキエス S-611
- 雪見障子新調:破れにくいタフトップ系
- 難所:新築を傷つけない段取り+2m級と建具の雪見障子新調(ガラス入り)と押入新調の取り回し
✅よくある質問
Q1. 新築の畳って、入居前と入居後どっちがいい?
A. 基本は 入居前が一番安全です。荷物が無いので動線が作れて、傷リスクも減ります。
Q2. 雪見障子は普通の障子より壊れやすい?
A. ガラス入りで重量がある分、取り回しは難しいです。ただし紙を破れにくいタイプにしておくと、日常のトラブルはかなり減ります。
Q3. 無地のふすま紙って、汚れやすくない?
A. 汚れが“目立つ”という意味では柄物よりシビアです。その代わり、空間は一気に上品にまとまります。新築には相性が良いです。
✅お問い合わせのご案内
新築の和室まわりは、材料選びより先に「傷を付けない段取り」と「納まり」が勝負です。
畳・ふすま・障子をまとめて整えたい方は、小笠原畳ふすま店までご相談ください。

