和歌山市の畳屋が語る折目美人なでしこの価値

和歌山市の畳屋が語る折目美人なでしこの価値

和歌山市を拠点に、海南市・岩出市・紀の川市・阪南市方面で、畳・ふすま工事を行っている一級技能士の小笠原です。(^^)♪

今回は機械紹介パート3です。

今日紹介するのは、KLASS、旧極東産機の一畳用折目美人 なでしこです。

名前がかわいいですよね。
「なでしこ」って聞くと、なんか優しそうな機械に思えます。

でも実物は、まあまあ迫力あります。
紫色の大きな機械で、工場に置いていると存在感があります。

この機械は何をする機械かというと、簡単に言えばへりなし畳の畳表をきれいに折り曲げるための機械です。

へりなし畳は、普通の畳と違って畳縁がありません。
だからこそ、角の仕上がり、折り目の通り、表面の張り具合がそのまま見た目に出ます。

つまり、ごまかしがききません。

普通の畳なら畳縁で納まる部分も、へりなし畳では畳表そのものを折り曲げて仕上げます。
この角が甘いと、全体がぼんやり見えます。
逆に、角がピシッと決まると、部屋全体がかなり引き締まります。

へりなし畳は簡単そうに見えて、実はかなり難しいです

最近は、へりなし畳のご相談が増えています。

新築の和室。
リビング横の畳コーナー。
半畳市松敷き。
ダイケン和紙表やセキスイ美草を使ったモダンな和室。
フローリングに合わせた薄畳。
旅館、宿泊施設、飲食店、茶室、寺社仏閣の和室。

見た目はすっきりしていて、おしゃれです。

ただ、作る側からすると、へりなし畳は普通の畳より神経を使います。

畳表を折る位置。
角の立ち方。
畳床とのなじみ。
折り曲げた後の戻り。
厚みの違い。
素材ごとのクセ。

このあたりを見ながら作らないと、きれいなへりなし畳にはなりません。

特に薄畳はシビアです。
厚みが薄いぶん、少しのズレやふくらみが目立ちやすいです。

「たった数ミリやん」と思われるかもしれません。
でも畳の世界では、その数ミリで納まりが変わります。

ここ、ほんまに怖いところです。

一畳用折目美人なでしこを導入している意味

当店が一畳用折目美人なでしこを導入している理由は、へりなし畳をより安定して、きれいに仕上げるためです。

へりなし畳は、畳表を折り曲げる工程がとても大事です。

手作業でもできないわけではありません。
ただ、枚数が多い現場、薄畳、一畳タイプのへりなし畳、素材の硬さがある表などでは、どうしても仕上がりの安定性と作業時間に差が出ます。

なでしこを使うことで、折り曲げの位置や角の仕上がりを安定させやすくなります。

しかも、対応できる範囲が広いのも大きな強みです。

KLASS公式情報では、対応畳厚さは10〜60mm
つまり、かなり薄い畳から、しっかり厚みのある畳まで対応できる機械です。

さらに、天然い草、和紙表、樹脂表、琉球表にも対応しています。

これはお客様にとっても大きいです。

国産い草のへりなし畳。
ダイケン和紙表のへりなし畳。
セキスイ美草のへりなし畳。
薄畳のへりなし畳。
半畳市松敷き。
一畳タイプのへりなし畳。

こういった畳の選択肢が広がります。

半畳も一畳も、へりなし畳の可能性が広がります

へりなし畳と聞くと、多くの方は半畳の市松敷きを思い浮かべると思います。

もちろん、半畳市松敷きは人気です。
色を変えたり、目の向きを変えたりすることで、和室が一気にモダンになります。

ただ、最近は一畳タイプのへりなし畳も増えています。

一畳タイプは半畳より大きいため、折り曲げや表の張り具合がさらに難しくなります。
長さがあるぶん、途中でズレたり、折り目が甘くなったりすると目立ちます。

当店のなでしこは、一畳サイズのへりなし畳にも対応するための機械です。

半畳の場合は2枚同時の加工にも対応できるため、枚数が多い現場でも作業効率を上げやすくなります。
これは単に「早く作れる」という話だけではありません。

作業に余裕ができることで、最後の確認や調整に時間を使えます。

畳屋としては、ここが大事です。

早いだけなら意味がありません。
きれいで、安定して、納まりが良いこと。
そのために機械を使っています。

お客様にとってのメリット

一畳用折目美人なでしこを導入していることで、お客様にはいくつかのメリットがあります。

まず、へりなし畳の角がきれいに仕上がりやすくなります。

へりなし畳は畳縁がないため、角の見え方がとても大切です。
角がふわっとしていると、全体が少しだらしなく見えます。
逆に、角がきれいに立っていると、部屋全体が上品に見えます。

次に、薄畳にも対応しやすくなります。

最近の住宅では、フローリングとの段差を抑えるために薄畳を使うことがあります。
リビング横の畳コーナーや、新築住宅では特に多いです。

薄畳は便利ですが、作る側からするとかなりシビアです。
厚みがないぶん、畳表の折り曲げや床とのなじみが難しくなります。

そこで、なでしこのような専用機械があることで、仕上がりを安定させやすくなります。

さらに、素材の選択肢も広がります。
天然い草、和紙表、樹脂表など、それぞれに特徴があります。

い草は香りと足触り。
和紙表は色柄と日焼けしにくさ。
樹脂表は水や汚れへの強さ。
琉球表は独特の風合い。

こうした素材に合わせて、きれいにへりなし畳を作るためには、機械の力と職人の調整が必要です。

自分たち畳屋にとっての意味

この機械を入れることは、自分たち畳屋にとっても大きな意味があります。

正直、設備投資は簡単ではありません。
機械は高いです。
場所も取ります。
電気もエアーも必要です。
調整も覚えないといけません。

それでも導入するのは、これからの畳屋には必要だと思っているからです。

今の畳工事は、昔ながらの6畳表替えだけではありません。

へりなし畳。
薄畳。
和紙表。
樹脂表。
ペット対応畳。
旅館や宿泊施設の畳。
飲食店の小上がり。
茶室や寺社仏閣の畳。
新築住宅の畳コーナー。

お客様の要望がかなり多様化しています。

その中で、昔の道具と感覚だけで全部対応するのは難しい場面もあります。

だからこそ、当店では職人の技術に加えて、新しい機械設備も取り入れています。

機械に頼るためではありません。
機械を使いこなして、職人の仕事をより安定させるためです。

業者様・施設様にも安心していただきたい理由

建築屋さん、ハウスメーカーさん、不動産屋さん、大家さん、宿泊施設さん、飲食店さん、葬祭場さん、寺社仏閣様、茶室を管理されている方にとって、畳工事で大切なのは見た目だけではありません。

納期。
品質。
枚数対応。
現場対応。
材料の提案。
クレームの出にくい仕上がり。

このあたりも重要になります。

たとえば新築現場では、完成日が決まっています。
宿泊施設では、営業日との兼ね合いがあります。
飲食店では、休業日や営業時間に合わせる必要があります。
大家さんや不動産屋さんなら、次の入居までにきれいに仕上げたい場合もあります。

その時に、へりなし畳や薄畳に対応できる設備があるかどうかは、かなり大事です。

もちろん、機械があるから何でも一瞬でできるわけではありません。
材料の在庫や現場状況、枚数、寸法によって段取りは変わります。

それでも、設備が整っていることで対応できる幅は広がります。

和歌山市・海南市・岩出市・紀の川市・阪南市・有田方面で、へりなし畳や薄畳をご検討の業者様、施設様にも、安心してご相談いただける体制を整えています。

それでも最後は職人の目と手です

ここは毎回言いたいところですが、機械があるだけでは良い畳はできません。

なでしこはすごい機械です。
でも、畳を作るのは機械だけではありません。

どの素材を使うか。
どの厚みにするか。
部屋の寸法をどう読むか。
市松敷きの目の向きをどうするか。
角をどこまできれいに出すか。
納品時にどこを調整するか。

ここは職人の判断です。

機械は正確に動いてくれます。
でも、正確に動かすための準備をするのは人間です。

畳表のクセを見て、畳床の状態を見て、仕上がりを想像しながら作る。
そこに職人の経験が出ます。

ですので、当店では機械任せではなく、機械と職人の両方で畳を作っています。

へりなし畳は見た目がシンプルです。
でも、シンプルなものほど難しいです。

余計なものがないぶん、粗が見えます。
角、目地、寸法、色の向き。
全部見えます。

だからこそ、専用機械と職人の調整が必要だと考えています。

小笠原畳ふすま店が目指すへりなし畳

小笠原畳ふすま店が目指しているのは、ただおしゃれなだけのへりなし畳ではありません。

見た目がきれい。
足触りが良い。
部屋にきちんと納まる。
長く使いやすい。
生活に合っている。

ここまで考えて提案したいと思っています。

新築なら、部屋の雰囲気に合う色を。
リフォームなら、既存の床や建具との相性を。
賃貸なら、清潔感とコストのバランスを。
宿泊施設なら、見た目と耐久性を。
寺社仏閣や茶室なら、品格と納まりを。

へりなし畳といっても、選び方は現場によって違います。

だからこそ、材料だけで決めるのではなく、使い方や目的まで聞いたうえで提案することが大切です。

当店では、KLASSの一畳用折目美人なでしこを活用しながら、へりなし畳、薄畳、半畳市松敷き、一畳タイプのへりなし畳などに対応しています。KLASS公式サイトでも畳製造機械の情報が掲載されていますので、機械設備に関心のある方は参考にしていただけます。また、畳の構造や基礎知識については全日本畳事業協同組合の情報も参考になります。

和歌山市・海南市・岩出市・紀の川市・阪南市方面で、へりなし畳、薄畳、畳の新調、表替えをご検討の方は、こちらからお気軽にご相談ください。小笠原畳ふすま店のお問い合わせフォーム

施工・設備まとめ

  • 地域:和歌山市・海南市・岩出市・紀の川市・阪南市・有田方面
  • 紹介設備:KLASS/旧極東産機 一畳用折目美人 なでしこ
  • 機械の用途:へりなし畳の畳表をきれいに折り曲げるための機械
  • 対応内容:へりなし畳、薄畳、半畳市松敷き、一畳タイプのへりなし畳
  • 対応素材:天然い草、和紙表、樹脂表、琉球表など
  • お客様のメリット:角の美しさ、仕上がりの安定、薄畳対応、短納期への対応力
  • 業者様のメリット:枚数対応、品質安定、工期への対応、現場トラブルの軽減
  • 職人目線:機械任せではなく、採寸・素材判断・折り曲げ調整・納まり確認まで行う

よくある質問

Q. へりなし畳は普通の畳より高いですか?

一般的には、普通のヘリ付き畳より高くなることが多いです。理由は、畳表を折り曲げて仕上げる工程があり、角の処理や寸法精度がより重要になるためです。使用する素材や厚み、枚数によって金額は変わります。

Q. 薄いへりなし畳も作れますか?

対応可能です。KLASS公式情報では、折目美人なでしこは10〜60mmの畳厚さに対応しています。ただし、現場の床の状態や使用する材料によって適した仕様が変わるため、事前の採寸と確認が大切です。

Q. 半畳の市松敷きにも対応できますか?

はい、対応しています。半畳の市松敷きは、色や目の向きで部屋の印象を大きく変えられます。新築住宅、リビング横の畳コーナー、和モダンな部屋づくりにもおすすめです。

Q. 業者や施設からの依頼もできますか?

はい。建築会社様、不動産会社様、大家様、宿泊施設様、飲食店様、葬祭場様、寺社仏閣様、茶室などの畳工事もご相談いただけます。枚数や納期、材料の指定がある場合も、まずはご相談ください。

アクセス

紀伊駅から県道を東へ3分
住所:〒649-6317 和歌山市山口西348-3
駐車場:敷地内に2台駐車可能
営業時間:8:00~20:00
定休日:日曜日

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