機械に頼る畳屋ではなく、機械を使いこなす畳屋です

機械に頼る畳屋ではなく、機械を使いこなす畳屋です

今回は施工事例というより、少しだけ当店の設備の話をさせてください。

畳屋の仕事というと、昔ながらの手仕事だけを想像される方も多いと思います。もちろん、畳の仕事には今でも職人の目、手の感覚、経験が必要です。

ただ、それだけでは今の住宅事情に対応しきれない場面も増えてきています。

たとえば、新築住宅の薄畳、ヘリなし畳、フローリングの上に敷く置き畳、掘りごたつのある畳、変形した部屋、築年数が経って少し歪みのある和室など。

こういう現場では、昔ながらの感覚だけでなく、寸法精度と安定した仕上がりがかなり大事になります。

そこで当店では、KLASS、旧・極東産機の両用ロボットを導入しています。

簡単に言うと、畳の新調、表替え、返し縫い、ヘリ付き畳の製作などを高精度で行うための畳製造機械です。

ただし、ここは声を大にして言いたいところですが、
機械が勝手に良い畳を作ってくれるわけではありません。

機械をどう調整するか。
どこで止めるか。
寸法をどう読むか。
下ごしらえをどこまで丁寧にするか。

結局そこは、職人の経験が出ます。

機械はすごいです。
でも、使う人間が雑なら仕上がりも雑になります。

ここが畳屋の面白いところであり、怖いところでもあります。

なぜ新型の畳製造機械を導入しているのか

当店がこうした設備を導入している理由は、単純に「楽をしたいから」ではありません。

一番の理由は、
お客様に、より正確で、より早く、より安定した畳を届けたいからです。

畳は見た目が同じように見えても、寸法が少し違うだけで納まりが変わります。

きつすぎると入らない。
ゆるすぎると隙間が出る。
段差が出ると見た目も悪くなるし、足触りも悪くなります。

特に最近は、昔ながらの厚み60mm前後の畳だけではありません。

15mm、20mm、30mmといった薄畳もあります。
ヘリなし畳もあります。
ダイケン和紙表、セキスイ美草、リフェイス、国産い草など、材料もかなり増えています。

昔より、畳屋に求められる精度は上がっていると思います。

だからこそ、昔ながらの職人仕事に加えて、新しい機械設備も必要だと考えています。

正確な仕上がりと短納期のための設備

KLASSの両用ロボットは、裁断や縫着を高精度で行えるのが大きな強みです。

畳の仕事は、ミリ単位どころか、現場によってはさらに細かい感覚で調整することがあります。

もちろん、採寸を間違えたら機械が良くても意味がありません。
逆に、採寸が良くても機械の調整が甘ければ、仕上がりに差が出ます。

つまり、良い畳を作るには、

採寸の正確さ
機械の精度
職人の判断
最後の納まり調整

この全部が必要です。

当店では、和歌山市、岩出市、紀の川市、阪南市、有田方面のお客様にも対応していますが、設備面ではかなり整った畳店だと自負しています。

「地域で一番です」と大きく言い切るよりも、現場で仕上がりを見てもらえたら分かると思っています。

でも正直に言えば、
このあたりでは、新型設備をしっかり入れている畳屋だという自信はあります。

それでも最後は職人の腕です

ここは勘違いしてほしくないのですが、機械があるから偉いという話ではありません。

畳は、ただ機械に通せば完成するものではありません。

下ごしらえ、畳表の見極め、畳床の状態、ヘリの合わせ方、縫い方、寸法の逃げ方、納品時の微調整。

このあたりは、結局人間が判断します。

たとえば、紋縁の畳。
これは普通の畳よりかなり手間がかかります。

柄をきれいに揃えるには、目通り、縁の位置、畳の寸法、部屋全体のバランスまで見ないといけません。

機械を使ったとしても、紋縁の仕事は通常の畳製作より何倍も神経を使います。

だから、
伝統の技術と、職人の腕と、新しい機械。

この3つが合わさって、ようやくきれいな畳になると考えています。

特殊な畳にも対応しやすくなりました

最近は、昔ながらの6畳間だけではなく、いろいろな畳の相談が増えています。

たとえば、

薄畳
ヘリなし畳
縁無畳
置き畳
掘りごたつ用の畳
炉畳
半畳市松敷き
ダイケン和紙畳
セキスイ美草
国産い草の畳
寺院や御仏間の畳
官公庁や施設の畳

こういった畳は、普通の畳よりも寸法精度や加工の考え方が大切になります。

特に薄畳やヘリなし畳はごまかしがききません。

厚みが薄いぶん、少しの誤差でも目立ちます。
ヘリなし畳は角の仕上がりも大事です。
市松敷きなら畳の目の方向、色の見え方、部屋全体の割付も見ます。

だから当店では、機械の力を使いながらも、最後は必ず職人の目で確認します。

「早いけど雑」では意味がありません。
「きれいやけど遅すぎる」でも困ります。

できる限り、
早く、きれいに、長持ちする畳
を目指しています。

設備投資は、お客様への還元でもあります

正直に言うと、こういう機械は安くありません。

導入するのも大変ですし、メンテナンスも必要です。
場所も取ります。
電気も使います。
覚えることもあります。

それでも導入しているのは、お客様のためになると思っているからです。

畳の仕上がりが安定する。
短納期に対応しやすくなる。
特殊な畳にも対応できる。
現場での手直しを減らせる。
結果的にお客様の負担を減らせる。

これは大きいです。

また、急ぎの畳替えや、1日で納品したい現場でも、設備が整っていることで対応できる可能性が上がります。

もちろん、現場の状況や枚数、材料の在庫によってできる・できないはあります。

それでも、設備があることで選択肢は広がります。

畳屋として、ここはかなり大事なことだと思っています。

小笠原畳ふすま店が目指していること

当店が目指しているのは、ただ安いだけの畳屋ではありません。

もちろん、できる限り価格は抑えたいです。
お客様に無理な金額を出してほしいわけではありません。

でも、安さだけを追いかけて、仕上がりや材料を落とすのは違うと思っています。

畳は、毎日足で触れるものです。
家族が座る場所です。
寝転がる場所です。
子どもが遊ぶ場所です。
お仏壇のある大切な部屋に使うこともあります。

だから、見えないところもできるだけ丁寧にしたい。

機械を入れているのも、職人の仕事をなくすためではなく、職人の仕事をより安定させるためです。

機械に任せるところは任せる。
職人が見るところはしっかり見る。
最後の納まりは現場で確認する。

この形が、今の時代の畳屋として一番良いのではないかと考えています。

和歌山市、岩出市、紀の川市、阪南市、有田方面で、畳の新調、表替え、ヘリなし畳、薄畳、国産い草、ダイケン和紙畳などをご検討の方は、こちらからお気軽にご相談ください。

小笠原畳ふすま店のお問い合わせフォーム

施工・設備まとめ

  • 対応地域:和歌山市、岩出市、紀の川市、阪南市、有田方面
  • 導入設備:KLASS/極東産機の両用ロボット
  • 対応内容:畳新調、表替え、ヘリ付き畳、ヘリなし畳、薄畳、特殊畳
  • 強み:正確な寸法、安定した仕上がり、短納期への対応力
  • 得意分野:国産い草、ダイケン和紙畳、セキスイ美草、ヘリなし畳、薄畳、紋縁、寺院・御仏間の畳
  • 職人目線のこだわり:機械任せではなく、採寸・調整・納まりまで人の目で確認
  • 当店の考え:伝統の技術と新型設備を組み合わせて、きれいで長持ちする畳を作る

よくある質問

Q. 機械で作る畳と手作業の畳はどちらが良いですか?

どちらが上というより、使い分けが大事です。機械は寸法精度や作業の安定性に強く、手作業は細かい調整や特殊な納まりに強いです。当店では、機械の精度と職人の判断を組み合わせて製作しています。

Q. 急ぎの畳替えにも対応できますか?

枚数や材料の在庫、現場の状況によりますが、設備が整っているため短納期に対応しやすい体制を取っています。急ぎの場合は、できるだけ早めにご相談ください。

Q. ヘリなし畳や薄畳もできますか?

対応しています。ヘリなし畳や薄畳は、通常の畳よりも寸法精度や角の仕上がりが大切です。当店では新型設備と職人の調整で、見た目と納まりの良い仕上がりを目指しています。

Q. 和歌山市以外でも来てもらえますか?

はい。岩出市、紀の川市、阪南市、有田方面も対応しています。現場の場所や内容によって段取りが変わるため、まずはお問い合わせください。

アクセス

紀伊駅から県道を東へ3分
住所:〒649-6317 和歌山市山口西348-3
駐車場:敷地内に2台駐車可能
営業時間:8:00~20:00
定休日:日曜日

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