こんにちは。今回は **和歌山市宇田森(鴨居川団地)**で、戸建てを「人に貸す(借家にする)」ための内装リフレッシュをご依頼いただきました。条件はシンプルで、とにかく安さ重視。ただし、古いお家ほど“安く仕上げるほど難しい”ポイントがあり、今回は特に 建具の建付け調整が一番の山場でした。
和歌山市宇田森|今回の施工内容
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畳:表替え 16枚(中国産)
畳縁:大宮縁 リバーシブル21(菱)No.36 -
ふすま:張替え 21枚(新鳥の子/白無地)
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障子:張替え 6枚
見た目を小ぎれいに整えて、貸すときの印象を上げる狙いです。とはいえ、仕上がりを左右するのは材料だけじゃありません。次の「敷き合わせ」が重要になります。
“張替え”なのに採寸や目地調整が必要な理由
「表替え=ゴザだけ替える」なので一見カンタンに思われがちですが、実際は現場でこういう作業が入ります。
採寸(さいすん)
畳自体のサイズというより、框(かまち)・敷居・壁際のクセを確認します。古い家は歪みが出やすく、ここを見ないと納まりが崩れます。
割付(わりつけ)
畳の並び(向き)を揃えて、見た目が整う方向にします。表の目の流れがバラつくと、部屋が雑に見えやすいです。
見切り・納まり
壁際や敷居際で、見えるラインがまっすぐに見えるかをチェック。隙間・反りがあれば微調整します。
目地・目違い調整
畳と畳の線(目地)と、高さ(目違い)を合わせます。ここがズレると、歩いた時に違和感が出たり、見た目も悪くなります。
つまり、“替えるだけ”ではなく、部屋として成立させる調整がセットなんよね。
今回いちばん大変だった「建具の建付け」
借家にする前提だと「安さ重視」になりがちですが、古い建具は
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ふすまが擦る
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立て付けがズレて閉まりにくい
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畳を入れると引き戸の具合が変わる
みたいに連動します。
そこで今回は、畳・ふすま・障子を替えるだけでなく、建具がスムーズに動く状態に寄せる調整を優先しました。結果として、同じ材料でも「きちんと整った部屋」に見えやすくなります。
畳縁は“大宮縁のリバーシブル21(菱)No.36”
今回の畳縁は、落ち着いた柄で、表替えでも部屋が締まります。リバーシブル系は光の当たり方でも表情が変わるので、和室の雰囲気づくりに相性が良いです。メーカー情報は下記も参考にどうぞ。
(大宮縁)
ふすまは「新鳥の子/白無地」でコスパ重視
白無地はクセがなく、借家リフォームで選ばれやすい定番です。柄物よりも空間が明るく見えやすい一方、下地の状態が悪いと粗が出やすいので、貼替前の確認が大事になります。
新鳥の子系カタログPDF)
お問い合わせ導線
同じ「安さ重視」でも、建具の状態や枚数で最適解は変わります。気になる方は、現場の状況に合わせて段取りをご案内します。
→ 小笠原畳ふすま店のお問い合わせ
よくある質問(FAQ)
Q1. 中国産の表替えでも、見た目はきれいになりますか?
はい、施工直後の見た目はきれいになります。ただし耐久面・退色の仕方は素材で差が出るので、用途(借家・自宅・ペット有無)に合わせて提案するのが確実です。
Q2. 建付けが悪い家でも、畳とふすまで改善しますか?
改善するケースは多いです。ただ、原因が「建具側」か「床側」かで対応が変わります。畳を替えると動きが変わることもあるので、敷き合わせ時の調整が重要です。

