🌿 和歌山市川辺で国産熊本い草の畳表替え施工
今回は、和歌山市川辺(かわなべ)のお客様宅で、
国産熊本産い草による畳表替えと床の間の張替えを行いました。
使用した畳表は、熊本県八代産の推奨品〈良〉ランク。
経糸には麻綿W(ダブル)を採用し、い草の目がしっかり詰まった高品質仕様です。
この麻綿Wは弾力・復元性・耐久性のバランスが良く、住宅用では最も安定した織りといわれます。
🪶 畳縁は毛利織物「ゆかりオリーブ」を使用
畳縁には、毛利織物株式会社(岡山県倉敷市)製の「ゆかりオリーブ」を使用しました。
柔らかなオリーブトーンが熊本い草の自然な色合いとよく調和し、
お部屋全体に落ち着いた上品さを与えます。
「ゆかり」シリーズは織りがきめ細かく、
摩耗に強く、耐久性にも優れているのが特徴です。
住宅だけでなく、寺院や茶室などでも高く評価される国産品質の畳縁です。
👉 毛利織物株式会社 公式サイト(外部リンク)
🏛 床の間には「龍鬢表(りゅうびんおもて)」を使用
床の間の「うすべり」部分には、
伝統的な龍鬢表(りゅうびんおもて)を使用しました。
「龍鬢表」とは、龍のたてがみ(鬢毛)のように細かい縞模様と光沢が特徴の高級畳表で、
通常のい草表よりも経糸を強く張り、目幅を細かく織り込むことで滑らかな質感を実現しています。
仕上げに軽く火をあてて艶を出す「あぶり加工」を施すこともあり、
格式ある床の間・上段の間・神社などで用いられる伝統的素材です。
今回は、龍鬢表に金七宝中紋(きんしっぽうちゅうもん)縁を合わせ、
飴色に変化していく自然な風合いと上品な輝きを両立しました。
👉 肥後物産株式会社(公式サイト)(外部リンク)
(当店で使用する熊本産い草はすべて出荷証明書付きで、生産者・ロットが明確です)
📜 出荷証明書と国産畳表のお手入れノート付き
納品時には、熊本県産い草の出荷証明書と
「国産畳表のお手入れノート」をセットでお渡ししています。
これにより、「どの生産者のい草か」「どの織元で織られたか」が明確に分かり、
安心してお使いいただけます。
内部リンク 👉 施工事例・料金ページはこちら
また、お手入れノートには湿気対策・掃除方法・日焼けの防ぎ方など、
長持ちさせるコツをまとめています。
💬 まとめ
今回の施工では、
熊本産い草 × 麻綿W × 推奨品(良) × 龍鬢表 × 金七宝中紋 × ゆかりオリーブ
という贅沢な組み合わせで、格式と温かみを両立した和室空間に仕上がりました。
和歌山市川辺・六十谷・紀伊・楠見エリアで、
国産い草や床の間の張替えをご検討の方は、
小笠原畳ふすま店までお気軽にご相談ください。
