🏠 和歌山市園部でふすま張替え施工を行いました
今回は、和歌山市園部のお客様宅で、
ふすま(戸襖6枚・押入れ2枚・天袋2枚)を張替えました。
経年劣化と湿気によるアク汚れが目立っていたため、
下地から丁寧に補修し、煮糊アク止め安全糊を使用して施工しました。
この「煮糊アク止め安全糊」は、建具専用のでん粉系接着剤で、
木質から出るアクやシミを防止し、ふすま紙の変色を抑える効果があります。
また、ノンホルムアルデヒド・JIS F☆☆☆☆を取得しており、
室内環境にも安心してお使いいただける建具職人用の業務糊です。
🌸 ふすま紙は「近江919」を採用
使用したふすま紙は、上品な花柄の「近江919」。
淡いグラデーションと光沢のある和紙質が特徴で、
和室全体が明るく柔らかい印象に仕上がります。
織り込みの密度が高く、長期間の使用でもシワやたるみが出にくい高級紙です。
引手はツキエス製の「S-360」を使用し、
新しいふすま紙の色調に合わせた落ち着いた艶消しタイプを選定しました。
細部まで丁寧に取り付け、見た目の統一感も意識しています。
👉 日本の内装材料辞典|襖紙検索ページ(外部リンク)
🧰 下地処理と仕上げへのこだわり
引き上げ前はアクの強い箇所が多く見られましたが、
全面アク止め処理 → 下地研ぎ出し → のり均し → 新貼りの手順で施工。
しっかり乾燥を取りながら圧着し、波打ちや浮きが出ないように調整しました。
ふすまは見た目以上に湿度の影響を受けやすいため、
このようなアク止め処理と乾燥工程が耐久性を大きく左右します。
仕上がり後は、室内全体が明るく一新され、
お客様にも「新品のように気持ちが良い」と喜んでいただきました。
内部リンク 👉 ふすま張替え・価格表はこちら
💬 まとめ
今回の施工は、
「近江919」+「ツキエスS-360」+「煮糊アク止め安全糊」 の組み合わせで、
見た目の美しさと耐久性の両立を実現しました。
和歌山市園部・紀の川市・岩出市などで、
ふすま張替えや障子・畳の同時施工も対応しております。
1枚からでもお気軽にご相談ください。

