和歌山市ふじと台で、戸建ての個人のお客様宅の施工をさせていただきました。今回は結論から言うと、今年いちばん難しかった現場です。
理由はシンプルで、畳が15mm仕上げの薄畳、しかも一畳タイプ、さらにヘリなし。この組み合わせが、ヘリなし畳の中でも難易度が一気に上がります。
しかも今回は畳だけでなく、背が高い襖(約230cm)の張替えも同時施工。難所が重なる現場でしたが、最終的にはミスなく、きっちり納まり大成功で終えられました。
今回の施工内容(畳+襖)
畳:薄型15mmのヘリなし畳を一畳タイプで新調
今回の畳は、
- ヘリなし畳(新調)一畳タイプ:8枚
- 15mm仕上げ(薄畳)
- ダイケン清流カラー:白茶色
薄畳は、厚みが限られる分、仕上がりの“逃げ”が少ないです。さらに一畳タイプは面積が大きいので、ほんのわずかな誤差が目立ちやすい。
そしてヘリなしは角・寸法・納まりがシビア。だからこそ、採寸〜割付〜納まりまで、いつも以上に神経を使いました。
襖:背高230cm、しかも「剥がせないタイプ」で勝負
襖は、背が高いサイズ(約230cm)。さらに今回は、芯材にダンボール系の素材を使った軽量ふすま(一般に“段ボール襖”と呼ばれるタイプ)でした。
このタイプは、構造上、既存の紙をきれいに“めくって下地を整える”作業ができないことが多いです。
なので今回は、状態を見極めた上で、既存の紙の上から貼る施工に。
ここが本当に神経を使うポイントで、砂・ホコリ・小さなゴミが1粒入るだけで、仕上がりに出ます。さらに背が高いので、貼る動作の多くが脚立作業になり、姿勢もきつい。だからこそ「いつも通り」ではなく、工程を分解して丁寧に進めました。
今回使用した襖紙は、
- 角兵衛 No.616
- 凛 No.561(リビング側:白の木目調)
空間の雰囲気に合わせて選び、リビング側は明るさと清潔感が出るようにまとめています。
難所「薄畳15mm×一畳×ヘリなし」はキツい
これ、はっきり言います。
15mm仕上げで、一畳タイプで、ヘリなし。これはヘリなし畳の中でもトップクラスに難しいです。
少しでも仕上がりが甘いと、角のラインや納まりが分かりやすく出る。だから、測って・作って・合わせて・微調整して…を、普段より細かく積み上げました。
襖も同じで、段ボール系の軽量ふすまは「めくってやり直す」ができないことが多いので、一発勝負になりやすい。背高230cmで脚立作業も重なるので、集中力が切れたら終わり。
ただ、こういう現場ほど、仕上がった時の達成感はデカいです。
施工まとめ(要点)
- 和歌山市ふじと台/戸建て(個人宅)
- 畳新調:ヘリなし畳(一畳タイプ8枚)
- 15mm薄畳仕上げ/ダイケン清流カラー 白茶色
- 襖張替え:背高230cm
- 襖紙:角兵衛No.616/凛No.561(リビング側:白木目)
- 難所:薄畳×一畳×ヘリなし+段ボール系軽量ふすまの上貼り+脚立作業
よくある質問(FAQ)
Q1. 15mmの薄畳でも、ヘリなし畳はできますか?
できます。ただし薄い分、仕上がりの精度が重要になります。採寸・割付・納まりの考え方が通常よりシビアなので、現場に合わせた作り方が必要です。
Q2. 段ボール系の軽量ふすまは、必ず上から貼るんですか?
状態によります。剥がせる場合もありますが、構造上難しいケースも多いです。無理に剥がして傷めるより、表面の状態を整えて上貼りで綺麗に仕上げる方が結果が良いことがあります。
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